プロポリスの動向 - 機能性表示と原料の高騰について

プロポリスの動向 -その1:プロポリスの機能性表示

5月6日の業界紙、健康産業新聞にプロポリスが特集されていた。プロポリスは健康食品の中でも、長い食経験による安全性があり、長年にわたる研究で多くのエビデンスも蓄積されているので、機能性表示についても多くの効果が期待されているらしい。研究内容は多岐にわたり、長年にわたって研究されてきた抗腫瘍作用、抗酸化作用、免疫賦活作用、中性脂肪抑制、総コレステロール低減、抗ウィルス、美肌、花粉症などのアレルギー対策、アルツハイマー予防、糖尿病予防など枚挙に暇がない。ただ、これらを謳うには、十分な臨床データか、もしくは信憑性のある学術論文が揃っていないと許可はされないので、資金的に余裕のある大手しかクリアできないハードルに見えるが、プロポリスの業界各社が集まる日本プロポリス協議会では団体として機能性表示の申請をしようという動きも活発になっているらしい。これなら、参加団体は費用頭割りになるから、現実的に対応できるようになるだろう。ただ、当社のスタンスとしては、既に多くの方がプロポリスについて熟知していることを前提に販売しているので、いまさら「抗酸化です!」なんて謳っても拍子抜けしてしまうのではないかという感覚もあり、まだ様子見というところ。

プロポリスの動向 -その2:プロポリスの原料市場

プロポリスの原塊

プロポリスの原塊

また、この新聞では、近年、ブラジル産のプロポリスが中国、韓国、インドの富裕層によって買い占められていると書かれていたが、私がブラジルの知り合いから聞いた話ではこの奪い合いは既にピークを過ぎているという。というのも、いくらブラジルの農村に直接乗り込んで行って現金でグリーンプロポリスを買い付けたとしても、ニセモノを買わされたり(日本の業者もかなりやられたらしい)、またいくらブラジル産の原塊を買ってきたとしても、その後加工する技術が悪いので、結局日本で作られているプロポリスに人気が集まってしまうという話だった。だから、今後プロポリスが高騰して、入手も不可能になるということはなさそうだ。但し、色を加えたり、裏技を使ってアルテピリンCの値を高めたりするブラジルの業者はなくならないので、それに騙される日本のメーカーは後を絶たないだろう。

以前にも増して多くの人に注目されるようになったプロポリスだが、変わったのは周囲の人の目やルールだけで、プロポリスそのものは何千年も全く変わらない。色々な狂騒に惑わされることなく、これからも今まで通り「プロポリスの伝道師」としてプロポリスを広めていくだけである。

参考文献:
健康産業新聞」2015年5日6日- 特集プロポリス

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