月別アーカイブ: 2015年4月

誰のための機能性表示?画期的なルールかと思いきや。。

機能性表示のセミナーが目白押しの健康博覧会

機能性表示のセミナーが目白押しの健康博覧会

毎年3月に健康食品業界が一斉に参加する健康博覧会が開催されていますが、今年も会場を視察してきました。華やかな会場ではプロポリス、乳酸菌、アスタキサンチンなど多岐にわたる製品が紹介されている中、今年はココナッツオイル、酵素、水素が今年の注目の的でした。

一方、4月から解禁となる機能性食品についての集中セミナーも受講してきました。当初、アメリカの影響を受けた新制度は、自己責任において効能効果を自由に謳える画期的な制度となるかと期待されていましたが、様々な協議を経て消費者庁が至った結論は、部分的な効能効果しか謳えないというものでした。

ただ、このことは事前に知っていたため、別段驚くことはなかったのですが、セミナーの内容は臨床試験で必要なとても細かなルールだったり、審査にパスするための論文の集め方、手続きなど、完全に研究者向けの内容で、大手企業でなければとてもクリアできそうもないものでした。

つまるところ、全く同じクオリティのものであっても、大手企業だけが機能性表示ができ、中小企業は何も書けないという差別化がまた進むだけなのかもしれませんね。

プロポリスをカプセルに注入してみた。

プロポリスの飲み方にもいろいろありますが、このたび当店で松屋さんの空カプセルを販売することになりましたので、先ずはそのカプセルを使ってプロポリスを注入してみました。

当店で販売予定の空カプセル

当店で販売予定の空カプセル

使用するのは当店でこれから販売予定の松屋さんのカプセルです。サイズは比較的包皮が厚い0号サイズ(0.68ml入り)。あまり小さいサイズを使用すると、中身がすぐに溶け出してしまうので、このサイズを選びました。

 

シャーレに入った空カプセル

シャーレに入った空カプセル

空カプセルをシャーレに入れてみました。最近シャーレを使う場所がなかっただけで、特に意味はありませんw

 

液体プロポリスと空カプセル

液体プロポリスと空カプセル

今回、当店の新商品ベルデリキッドを使用してみました。

 

ここからは動画でご覧ください。

 

なあんだ簡単じゃん!と思われるかもしれませんが、実はこんな簡単なことでもいくつか注意点があるのです。

その1:スポイトは先細タイプをお使いください。先が太いスポイトですと、この比較的大きい0号カプセルでも注入に苦労しますし、場合によっては漏れたりして、手についたり、下に垂れて面倒なことになります。

時間が経って変形したカプセル

時間が経って変形したカプセル

その2:詰めたカプセルは放置しないで、すぐさま飲んでください。カプセルの包皮は胃の中で溶けるようにできているかなり薄いものですので、放置しておくと変形したり、溶けて中身が出たりします。この0号カプセルは比較的厚いタイプですが、これより小さい1号タイプで試したら、またたく間に変形して潰れてしまいました。(左の写真は詰めてから3時間ほど放置したカプセルです。中身は出ていませんが、変形し、かなり柔らかくなって下のシャーレにくっついてしまいました)

 

ということで、簡単ですが、上記の2点だけには注意して、快適なプロポリスライフをお楽しみください。

プロポリスの飲み方シリーズ – 温めた牛乳編

牛乳でプロポリスは本当に飲みやすくなるか?

ブラジルプロポリス本店では飲みにくいプロポリスの飲み方を色々公開していますが、本当はもっと美味しい飲み方があるのではないかと思い、これから色々な飲み方にチャレンジしてみようと思います。先ずは、最も美味しく飲めて、コップも汚れないと言われる温めた牛乳で飲んでみました。この方法が最適と言われていますので、これが基準となりますね。

用意するもの、

牛乳、マグカップ、スプーン、プロポリス

先ず、牛乳とプロポリス、温めるためのマグカップとスプーンを用意します。ここで使用したプロポリスは当店取り扱い商品の中でもヤニが多いと言われるインペリアルプロポリス液体タイプです。


牛乳 をマグカップの半分程度入れる

牛乳をマグカップの半分程度入れる

牛乳はカップの半分程度あれば十分ですが、お好きな量を入れ、電子レンジで30 – 60秒程度温めてください。熱くなるまで温める必要はありません。

私は半分程度で十分と書きながら、いい写真を撮ろうと何度も注いでいるうちに牛乳はまたたく間に並々と注がれてしまっていました。


驚くほど相性がいい、牛乳とプロポリス

ここからは実際に飲んでいる反応をお見せしたいので動画にしてみました。

プロポリスは垂らすとさっと牛乳の表面に広がりました。おススメの量1mlを越える量を入れてしまいましたが、スプーンでかき混ぜると簡単に牛乳に混ざりました。
そして、味はかなり牛乳が強く9対1程度でしょうか。久しぶりにこの方法で飲んで味を忘れていましたが、まるでプロポリスフレーバーのホットミルクとして売り出してもいいくらい美味しく飲めました。

汚れが簡単に落ちるホットミルク

汚れが簡単に落ちるホットミルク

さらにこの方法の優れたところは使用後です。他の飲み物で飲むとなかなかプロポリスの汚れは落ちないため、専用コップを用意しないといけないと言われるプロポリスですが、簡単にプロポリスの汚れが取れました。


汚れが付着したスポンジ

汚れが付着したスポンジ

むしろ、気をつけないといけないのは洗った後のスポンジでした。


最後に使ったスポンジにプロポリスが付着して取れなかったのは不覚でしたが、飲みやすさ、扱いやすさの点から見るとやっぱり温めた牛乳は95点をつけてもいい相性の良さを見せました。

医師はプロポリスをどう見ているか? – プロポリスの危険性3

メリットばかりでなくデメリットを示すことも販売者として必要

このブログではプロポリスの危険性についていくつか述べてきました。それは、プロポリスを販売する者として、メリットばかりを強調しすぎて、デメリットを隠さず、全てをお見せすることの方が、皆さんのプロポリスに対する正しい理解を深めていただけると思うからです。

4月1日より、機能性表示についてのルールがスタートしました。十分なデータ、または証拠があれば、その食品やサプリの部分的な効能効果について謳えるというものです。ただ、多くの業者がその可能性を追い求めすぎ、つまり、効能効果があることをなんとか証明しようとその食品やサプリの光の部分ばかりを強調するがゆえに、影の部分、つまりその食品の危険性について全く述べないというのは、ある意味虚偽なのかもしれません。ただ、誰も効能効果のエビデンスを集めることには大枚をはたいたりもしますが、危険性については自主的にお金を出してまで研究する人は稀有です。

日本医師会が監修するナチュラルメディシンデータベース

医師はプロポリスをどう見ているか?

医師はプロポリスをどう見ているか?

ただ、健康食品・サプリメントの成分について徹底的にその効果と危険性について調べた「ナチュラルメディシンデータベース」というものがあります。これは、元々医療費の適正化を目指して、健康食品などの科学的根拠を得るために国から2700億円を越える補助金を得てアメリカで作られた世界中のヒト試験学術論文を集めたデータベースで、この日本語版は日本医師会によって監修されているのです。つまり、ここに書かれている内容はある意味、医師のお墨付きとも言えます。

このナチュラルメディシンデータベースでは、プロポリスについてもいくつかの著述があります。成分について書くと、薬事法に抵触する恐れがありますのでここでは書きませんが、安全性についてはいくつかの表記があります(要旨)。

・アレルギー:蜂、蜂製品やポプラ、毬果樹木、ベルビアンバルサムまたはアスピリンにアレルギーのある人と、気管支喘息の患者は使用してはいけない。

・妊娠中および母乳授乳期:データが不十分のため、安全性を考慮して使用を控えるべし。

見かけない言葉がいくつか並んでいますが、要はプロポリスの原料になっているものとアスピリンに対してアレルギーのある人、気管支喘息の人、妊婦、授乳時の母親は飲んではならないということになります。これは特に目新しいことはありませんが、 医師 の一般的な見解として知っておくべきことでしょう。

尚、このブログでこの内容を書くこと自体、薬事法に抵触していないかの議論もありますが、安全性についての 医師 の見解を隠すよりはオープンにした方がプロポリスの間違った使用リスクを避けると思い、あえて書かせていただきました。

参考文献:

一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015)『ナチュラルメディシン・データベース-健康食品・サプリメント「成分」のすべて-』同文書院.

プロポリスは千差万別とはよく言いますが、どこが違うの?

プロポリスの成分と優劣

プロポリスは、大抵バルサム樹種が50%、ヤニが30%、油分10%、5%花粉、その他5%がアミノ酸やビタミンなどの物質で構成されていると言われています。ところが、似たような構成にもかかわらず、どうして良いプロポリスとそうでないプロポリスに分かれているのでしょうか?

プロポリスはミツバチが集めて来た植物の葉や茎や芽、樹皮など様々な物質を自分の唾液と混ぜ合わせて作っただんごのようなものなので、その蜂の巣からミツバチの飛行圏内にある植物の種類によって決まりますが、国や地域によって主原料となる植物が違ってきます。例えば、西洋ならポプラ、オーストラリアならユーカリ、そして最近のブラジル産プロポリスではアレクリンと大別されるでしょう。その中でブラジル産のプロポリスが最も優れていると言われる理由は何でしょう?当初は、オーストラリアから移植され大量に植林されたユーカリが多いからフラボノイドが豊富で優れているのだと言われていました。ところが、様々な研究を続けている間にアレクリンという植物の存在が浮かび上がってきたのです。

アレクリンの特異性

ブラジルの一般的なプロポリス ブラジルのアレクリンから抽出したプロポリス


ここで興味深い研究結果を見つけました。ブラジルで一般的に販売されているプロポリスと、アレクリン(学名:Baccharis dracunculifolia)抽出物の成分分析比較です逆相高速液体クロマトグラフィーによる分析)。

左上が一般的なプロポリス、左下がアレクリン抽出物です。どちらの結果もクマル酸、ルチン、ピノバンクシン、ケルセチン、ガランギン等の値は非常に似ていますが、11番と13番と番号がふってあるケンペリドとアルテピリンCの値だけはアレクリン抽出物の方が多くなっています。つまり、アレクリンを多く含む植物にはケンペリドとアルテピリンCが非常に多く含まれるということなのです。

特に、アルテピリンCは様々な作用があることがわかっており、世界中で今もなお研究が続けられています。一言でプロポリスといっても千差万別。賢く選ぶ目を持ちたいものです。そのためにも、安易に買ってしまう前に製品パッケージをしっかりと見て、どこ産なのか、何が入っているか、どれだけ入っているかの情報を得ておくことが大切ですね。

引用文献:
Mário Roberto Maróstica JuniorI; Andreas DaugschI; Cleber Silveira MoraesI; Carmen Lucia QueirogaII; Gláucia Maria PastoreI; Yong Kun ParkiI – Comparison of volatile and polyphenolic compounds in Brazilian green propolis and its botanical origin Baccharis dracunculifolia http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0101-20612008000100026&script=sci_arttext
(2015/04/02アクセス)