世界一のプロポリスはなぜブラジルで生まれるのか〜セラードの大地と奇跡の植物の話〜
突然ですが、クイズです。
世界には50カ国以上でプロポリスが生産されていますが、「グリーンプロポリス」と呼ばれる特別な種類が採れる国はどこでしょう?
ヒント:南米にある、世界最大のサッカー王国です。
……そう、正解はブラジルです!
プロポリスというと「ミツバチが作るもの」というイメージはあっても、「なぜブラジル産が特別なのか」まで知っている方は意外と少ないかもしれません。実はこれ、ブラジルの大地・気候・植物がひとつの奇跡のように組み合わさって初めて生まれるものなんです。
今回は、そのヒミツを一緒に探りに、はるかブラジルの高原地帯まで旅してみましょう!
まず知っておきたい:プロポリスって何から作られる?
ミツバチがプロポリスを作る仕組みを、改めておさらいしておきましょう。
プロポリスの原料は、植物が分泌する樹脂(じゅし)です。木の芽・樹皮・花などから染み出すベタベタした物質で、植物自身が外敵や雑菌から身を守るために作り出すものです。
ミツバチはこの樹脂を後脚で集めて巣に持ち帰り、自分たちの唾液や蜜蝋(みつろう)と混ぜ合わせます。こうして出来上がったのがプロポリス。ミツバチはこれを巣の内壁に塗りつけて、巣を雑菌や外敵から守る「天然の防護シールド」として使っています。
ここで大事なポイントがあります。プロポリスの品質は、ミツバチがどんな植物の樹脂を集めるかによって大きく変わるということです。
これが「産地によって全然違うプロポリスができる」理由です。そして、ブラジルだけが持つ圧倒的な強みが、まさにここにあります。
セラード:ブラジルにしかない「奇跡の大地」
ブラジルの高品質グリーンプロポリスの主産地は、ミナスジェライス州を中心としたセラード(Cerrado)と呼ばれる地域です。
セラードとは、ブラジル中央部に広がる熱帯性サバンナ気候の高原地帯。面積はなんと日本の約5倍にも及ぶ広大な植生域で、「ブラジルの心臓」とも呼ばれています。
一般的に「ブラジル=熱帯雨林(アマゾン)」というイメージが強いですが、セラードはアマゾンとは全く異なる環境です。
標高:800〜1,200m前後の高原地帯
気候:雨季(10月〜3月)と乾季(4月〜9月)がはっきり分かれる
気温:熱帯でありながら朝晩は冷え込み、昼夜の寒暖差が大きい
植生:ブラジル固有種が密集する、世界有数の生物多様性スポット
この「高原の寒暖差」と「雨季・乾季のメリハリ」という環境が、植物たちに強い刺激を与え、豊富な生理活性物質(ポリフェノールなど)を蓄えさせると考えられています。
ワインの世界で「ストレスを受けたブドウほど良いワインになる」と言われますが、それと似た話ですね。過酷な環境が、豊かな恵みを生み出す。セラードはまさにそういう土地なのです。
バキャリス:蜂が選んだ「運命の植物」
さて、ここからがブラジルプロポリス最大の秘密です。
セラードに育つ無数の植物の中から、ブラジルのミツバチが特に好んで樹脂を集める植物があります。それがバキャリス・ドラクンクリフォリア(Baccharis dracunculifolia)、通称「アルヴェシーニャ(Alecrim do campo)」と呼ばれるキク科の低木です。

日本語では「ローズマリー低木」などとも訳されますが、ローズマリーとは別の植物です。高さ1〜2mほどで、細長い葉と小さな白い花をつけ、セラードの草原に群生しています。
なぜミツバチはこの植物を選ぶのでしょうか?
理由のひとつは芳香成分の豊富さです。バキャリスは独特の清涼感のある香りを放ち、新芽や若葉の表面には光沢のある樹脂が豊富に分泌されています。ミツバチはこの樹脂を好んで集め、巣へと運びます。
そしてもうひとつの理由が、この植物だけが持つ独自の化学成分です。
アルテピリンC:グリーンプロポリスにしかない成分
バキャリスの樹脂から作られたブラジルのグリーンプロポリスには、アルテピリンC(Artepillin C)という成分が含まれていることが知られています。
アルテピリンCはプレニル化フェニルプロパノイドという化合物の一種で、バキャリス・ドラクンクリフォリアに特有の成分とされています。つまり、この植物が育つブラジルのセラードでしか手に入らない、世界に類のない成分です。
ヨーロッパ産や中国産のプロポリスにも、フラボノイドや有機酸など様々なポリフェノールが含まれていますが、アルテピリンCはブラジルのグリーンプロポリスにのみ確認されている独自成分として、国内外の研究者から注目を集めています。
ほかにも、ブラジルのグリーンプロポリスには:
カフェ酸誘導体(バキャリス酸、クマル酸誘導体など)
フラボノイド類(ケルセチン、カエンフェロールなど)
テルペン類
など、多彩なポリフェノールが含まれていることが分析によって明らかにされており、研究論文も年々増加しています。
土地・植物・蜂が「三位一体」で生み出す奇跡
ここまで読んでいただくと、ブラジルプロポリスの特別さがお分かりいただけたのではないでしょうか。
整理すると、こういうことです。
セラードという特別な大地があるから
バキャリスという固有植物が育ち
その樹脂をブラジルのミツバチが集めることで
世界に類のないグリーンプロポリスが生まれる
この連鎖のどこかひとつが欠けても、このプロポリスは生まれません。セラードの気候でなければバキャリスは育たない。バキャリスがなければアルテピリンCは生まれない。ブラジルの蜂でなければ、あの独特の樹脂の集め方はできない。
まさに「大地と植物と蜂の三位一体」が生み出す、奇跡の産物なのです。
まとめ:カプセルの中にセラードの大地が詰まっている
私たちがお届けするブラジルプロポリスは、そんなミナスジェライス州のセラードから、この連鎖を大切に守りながら作られたものです。
プロポリスのカプセルをひとつ手に取るとき、その小さな粒の中に、遠いブラジルの高原の風景が詰まっていると思うと、少し不思議な気持ちになりませんか?
はるか地球の裏側、標高1,000mの高原で、ミツバチたちが丹念に集めた樹脂。それが長い旅を経て、今あなたの手元に届いている。
そんなことを想いながら、今日もプロポリスと向き合っていただけたら嬉しいです。
\ブラジルプロポリスについてもっと知りたい方はこちら/
→https://www.brapro.jp/product/

