アルテピリンC4.7%含有であっても、それとは書けず?

インペリアルプロポリス液体タイプは、その販売当初に測ったアルテピリンCの値が3.6%だったことから、「アルテピリンC3.6%含有」と長年書いてきました。ただこの表現は正確ではありません。プロポリスは自然食品なので、どの製品でもアルテピリンCが3.6%以上含有するとは言えないのです。そのため、このことは製品ページの中にも、但し書きとして「プロポリスは自然食品なので、この数字は単なる目安です」と書いていました。

実際、同じメーカーのプロポリスだからと言って、製品の組成が全く同じになるとは言えないどころか、同じになるはずはありません。勝手にハチがどこかに飛んで行って、集めてきた木の芽や葉や幹や、花粉や花の蜜などと自分の唾液を混ぜ合わせたものがプロポリスになるわけなので、一つとして同じ組成になるわけがないのです。

つまり、同じ組成になるのは1度に作ったプロポリス製品、同ロット品だけです。なので、全てのロットにおいてアルテピリンCの含有検査を行い、毎回表示することができればそれ以上正確なことはないのですが、いかんせんアルテピリンCの分析検査を行えるところはほぼ日本食品分析センターしかなく、またそれが高価なため、たまに行うことしかできないのです。

アルテピリンC含有量分析値
製品に添付しているメーカーの分析結果

そして、数年行ってこなかったので、昨年入荷した製品を分析に出したところ、なんと2.2%しかありませんでした。この数字にはあまりにも驚いてしまい、メーカーにも確認をしたほどです。ただ、自然食品なので、低いときもあるし高いときもあります。それを挽回すべく今年も分析に出してみたという顛末です。

そして出た結果がこの成績表です(ロット076)。今度はなんと予想もしなかった4.7%です。3.6%と2.2%と4.7%、平均するとおよそ3.5%と言えますが、やはり必ずしもそのロットが3.5%を含有していることの証明にはならないわけですから、なんと書いたら正しいのかよくわからなくなってきました。まあ、書いてはいかんのでしょうね。

3%程度は含有していますとか、2~5%程度含有していますとか、そんな程度でしょうか。あとは、アルテピリンC含有と書くことはできますよね。ただし、ちっとも優位性を感じることはできませんが。

今後はそればかりを強調するのではなく、抽出固形分が36.6%、ブリックス値が57%、フラボノイドが11.2%、フェノール類も8%もあるというところをアピールしていこうかなと思っています。この数字はメーカーでロットごとに分析して出してくれているので、その数字は確かです。但し、第三者が出した数字ではないというところがまた「ホント?」ということにはなりますけど。

しかし、それにしても、今回のロット(076)の4.7%は放っておくのが惜しい、とってももったいない数字だなと、でも強調できないぞと悩ましい限りなのでした。



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