プロポリスとは?

プロポリスの原塊

プロポリスは、ミツバチが樹皮や木の芽、つぼみなどから集めた樹脂に、自分の唾液や蜜ろう(ミツロウ)などを混ぜ合わせて作る、にかわ状の物質です。はちみつのように花の蜜を集めたものではなく、ローヤルゼリーのようにミツバチの分泌物そのものでもない、いわば「ミツバチが植物の力を借りて作る天然素材」といえます。

プロポリスはどうやって作られる?

働きバチは、ポプラやユーカリ、針葉樹といった植物の新芽や樹液から樹脂を集め、巣に持ち帰って自身の分泌物と練り合わせます。こうしてできたプロポリスを、巣の隙間や入口に塗り込み、外敵や雨風、雑菌の侵入から巣を守るために使います。数万匹が密集して暮らすミツバチの巣を清潔に保つ、いわば「天然の建材」のような役割を担っています。

ミツバチと巣のイメージ

どんな成分でできている?

プロポリスの構成は産地や原料植物によって幅がありますが、一般的には樹脂・樹液が約50〜60%、脂肪酸やワックス(ロウ)が約30〜40%、精油(香り成分)が約5〜10%、残りに花粉やビタミン類、ミネラル、酵素などが含まれるとされています。なかでも植物由来のフラボノイドは、プロポリスの個性を語るうえでよく登場する成分です。これらが複雑に組み合わさっているのがプロポリスの特徴です。

名前の由来と長い歴史

「プロポリス(propolis)」という名は、ラテン語の pro(前・防御)とギリシャ語の polis(都市)を組み合わせた言葉で、「都市(巣)を守るもの」という意味を持つとされています。人とのかかわりも古く、古代ギリシャの記録に登場するほか、古代エジプトでは防腐の目的で利用されたと伝えられています。こうした歴史的なエピソードからも、世界各地で古くから身近に扱われてきた素材であることがうかがえます。

はちみつ・ローヤルゼリーとの違い

同じミツバチ由来でも、3つは成り立ちがまったく異なります。はちみつは花の蜜を集めて巣に蓄えた保存食、ローヤルゼリーは女王蜂を育てるためにミツバチが分泌する特別な食べ物です。これに対してプロポリスは、食料ではなく「巣を守るための材料」として集められる点が大きな違いです。原料が植物の樹脂である分、色・香り・成分は採れる地域や季節によって大きく変わります。

産地によって個性が変わる

原料となる植物が地域ごとに違うため、プロポリスは産地によって性質が大きく異なります。なかでもブラジル産プロポリスは、独自の植物を原料とすることで知られ、世界的に高く評価されています。自然由来ならではの個性を知ると、製品選びの見方も変わってきます。

色・種類による違い

プロポリスは、原料植物や産地によって色や成分の傾向が変わります。日本国内でよく見られる茶色〜黒っぽいプロポリスに対し、南米の一部地域では緑色をしたグリーンプロポリスも知られています。色の違いが生まれる理由についてはプロポリスの色についてでも詳しく解説しています。同じ「プロポリス」という名前でも、原料植物・産地・製法によって個性が大きく異なる点は、製品を選ぶときに知っておきたいポイントです。

使用前に知っておきたい注意点

ハチ由来の食品にアレルギーがある方、妊娠中・授乳中の方、幼児の使用には注意が必要です。ご心配な点がある場合や、通院中・服薬中の場合は、使用前に医師や薬剤師などの専門家へご相談ください。より詳しい注意事項はよくあるご質問(ご使用前の注意)でも確認できます。

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