ネオニコチノイドをご存じですか?-ハチ大量死の謎

ハチ大量死とネオニコチノイドの関係

昨日のNHKテレビ、クローズアップ現代でも特集されていたようですが、2000年を過ぎたあたりから世界各国で発生しているハチの大量失踪や大量死の原因がネオニコチノイドという農薬ではないかと言われています。このネオニコチノイドは、シナプス部分の後膜に存在する神経伝達物質アセチルコリンの受容体「ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)」に結合し、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる物質です。これが人間にとっての害虫だけでなく、益虫である「ミツバチ」さえも殺してしまっているのではという疑いです。

ネオニコチノイドが怪しい

ネオニコチノイドが怪しい

実際、こうした疑いに対して迅速に対応しているのはフランスで、1994年に発生したミツバチの大量死の原因をネオニコチノイドであるとし、2006年から大量死となったネオニコチノイド系の農薬使用を禁止。これと並行して、オランダ、デンマーク、ドイツ、イタリアでもネオニコチノイド系の農薬使用が禁止となっています。

ネオニコチノイドへの対応が遅い日本

一方、日本でも各地でハチの大量死が発生し、地域によっては全体の4分の1が消えるという事態になっているのにも関わらず、何ら具体的な対策はなされていません。これはどうしたことなのでしょうか?先ず、そうした知識を得たのが本当に最近で、ヨーロッパでなされていた対策について全く知らなかった、もしくは、アメリカも含め農薬メーカーの圧力があって、そうした事態を行政があえて看過してきた、何故という疑問は未だ消えませんが、どんどん消えていくミツバチを目の前にするともう待ったなしの事態なので、今のところ自主的にネオニコチノイド系の農薬を使用しないという選択をするしかありません。

最後に、ネオニオチノイド系の農薬をリストアップしてあるサイトを見つけましたので、これを記載しておきます。(2016年12月7日の時点でサイトが削除されていました、残念)前回も書きましたが、これは直接養蜂に携わっている人でなくても、人類全体の食糧維持に大きな影響のある、誰もが知っておくべきゆゆしき事態なのです。