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年をとると睡眠の質も悪くなる?

前回は歩くことが健康の基本と書きましたが、今回は睡眠。現代人の生活は、なんだかダラダラと夜遅くまで起きて、朝は早い、睡眠不足が常態化しがちです。トラックドライバーや夜のサービス業など、人によっては夜中に仕事をして昼に眠るなんて逆転現象の職業の人もいっぱいいて、人工衛星から東京あたりを見るとずっと明るい東京不夜城現象などは周知の事実です。そんな社会にあって、睡眠はおろそかにされがちです。

質のよい睡眠は大切

質のよい睡眠は大切

先日、ドコモヘルスケアが、自社製品の「ムーブバンド3」利用者を対象に睡眠に関する調査をしました。その結果、次のようなことがわかりました。先ずは眠りの質、つまり眠りの深さですが、最も熟睡が長いのは、10代の女性で平均時間2時間15分で、最も熟睡時間が短いのは40代男性で、1時間35分でした。また、世代別の睡眠時間では、最も長いのは10代女性で6時間46分、最も短いのは50代男性で5時間46分でした。

睡眠はその寝ている時間よりも質と言われることがありますが、時間、質とも10代の女性が一番長く、40代50代の男性が最も短いということです。女性の場合、「若返り」の効果がある女性ホルモンの分泌が多いため、睡眠に関しても男性より「若い」傾向が見られ、そのため、熟睡時間も睡眠時間も男性より長い傾向にあるそうです。

睡眠は脳と体を休めるために必要と言われ、年齢を重ねるごとに様々な経験が増えるため、脳が処理すべき事柄が減り、睡眠時間も減っていくと言われますが、「老化」という点からすると、睡眠時間が減ることは「老化」のスピードを早めてしまうことになり、決していい話ではありません。

この調査を受けて、「睡眠の質を上げて、睡眠時間を長くするためには」日本の睡眠医療の第一人者である、東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生によれば、
1. 午前0時から午前6時の間に眠る
2. 決まった時刻に寝て、決まった時刻に起きる
というお話でした。これはまさに昔の日本人だったら誰でも当たり前のことなんですが、現代人ができていないだけのことなのです。毛髪は23時~2時の寝ている間だけに作られるとか、夜中に働くと一気に老けるとか色々な健康話がありますが、要は毎日早寝早起きを実践している人が元気で若々しいということになるのでしょう。あなたはこの一ヶ月、12時前に寝たこと何回ありましたか?

SankeiBiz (2016) 「熟睡時間はたったの「1時間半」! 最も熟睡できていないのは○○代男性だった」 , <http://www.sankeibiz.jp/econome/news/161016/ecb1610161607001-n1.htm> 2016年11月2日アクセス

全ての基本は歩くことから

全ては歩くことから

全ては歩くことから

目がよくなる、腰痛が治る、若返るとか、色々な健康法が毎日あちこちで語られていますね。どれがほんとうなんだかよくわからないので、とりあえず試してみたりしますが、どれも長続きしないからなのか、実はインチキなのか、本当のことはわからずじまいで終わりにしてしまったりすることが多いのが実情です。ここでも、色々な健康法について調べたり、検証してみます。

今回は「歩く」についてです。人間は二足歩行を始めたときから腰痛という爆弾を抱えるようになったなどと言われていますが、腰痛のことはさておき、毎日適度に歩くことは健康に良いと言われています。当然、全く歩かなければ、足だけでなく全身の筋肉が衰えて、脂肪が燃焼せずに蓄積される体になってしまい、成人病を発症する危険性が高まります。さらに、歩くことは体の血流を改善します。特に大腿部は多くの血液が通る場所ですので、歩くことで多くの血流を促すことになります。東洋医学では、血の巡りが悪いところに病気が宿ると考えますので、その意味においても、歩くことで病の原因を低減させることができると考えられます。実際、厚生労働省は、身体活動量が多い者や運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらし、更に高齢者も歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果があると認め、誰でも簡単にできる「歩く」ことを推奨しています(成人は1日1万歩が目標)。

今年、ポケモンGOが大人気になりました。ポケモンGOは、機械の中だけのゲームの世界が、AR(拡張現実)技術を使って現実世界に広がった画期的なゲームで、家にこもっていたゲームオタクたちがにわかに外に飛び出したとも言われています。外で遊ぶスマホゲームのため、危険な場所に入っていったり、マナー違反をする人がいるという社会問題も生じていますが、かく言う私も、あんなものと言いながら、始めてみると次々に出てくるキャラクターやそれらがまた進化したり、ジムと呼ばれる陣地を他のゲームをしている人と取り合ったり、ゲームの面白さと奥深さに惹かれて、しばしばあちこちの公園を訪れたり、今までは車で買い物に行っていた店にも歩いて行くようになったり、圧倒的に「歩く」という行為が増えました。

食事の量や、生活習慣が若干変わったこともありましたが、なんとポケモンGOのおかげで、2ヵ月足らずで体重が4キロも減り、お腹周りもかなりスッキリしたような気がします。ダイエットをしたい方、また健康的になりたい方にはポケモンGOダイエットをダンゼンおススメします。何故なら、単純に歩くよりも、ゲームを楽しみながら自然に痩せて、健康的になる方が断然長続きするからです。もし、そんなことをするのが恥ずかしいと思われる中年、初老の方、全然問題ありません。大きな公園に行けば、子供からオジイさんまでスマホを持ってポケモンを捕まえてますよ。

スマホを持っていない方や、ゲームが好きでない方も多くいらっしゃると思います。そういう方には、できるだけ長続きする散歩や歩く習慣を身に付けることをおススメします。私が住んでいる富山県は、完全なる車社会で、都会に住んでいたときに比べ圧倒的に歩くことが少なくなってしまいました。都会暮らしだとよっぽどのお金持ちでない限り、通学や通勤に1時間かかるのは当たり前です。地方に住むと、もっと歩くのかと思っていましたが、殆どの人が歩くことよりも車に乗ることを選んでいました。そのため、以前よりも圧倒的に歩くことが減ってしまいました。それに反比例して体重はアップ。やはり、歩くことは健康生活の基本だと思います。ポケモンGOをするかどうかは別にして、必ず「歩く」という習慣を身に着けるべきでしょう。いろいろな健康法がありますが、「歩く」ことが最も効果的な生活習慣病防止法ですね。

参考文献:身体活動・運動 | 厚生労働省 http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html(2016年9月20日アクセス)

プロポリスと機能性表示

機能性食品の発売がスタートして1年を過ぎました。当初は許可を得るのに時間やコストがかなりかかることもあり、ほとんどの企業が様子見というポーズを取っていたために、盛り上がりに欠けていた感もありましたが、ここにきて機能性を表示する食品も100社、300品を突破し、どこのドラッグストアを覗いても、「機能性食品」コーナーらしきものが設けられるようになりました。業界紙を読んでも、機能性表示をするようになってから売上が30%伸びたとか、発売以来売上がどんどん伸びているだとかの成功例をよく聞きます。

確かに、「肌に潤いを与えます」、「中性脂肪を減らします」、「目のぼやけ改善します」などと効能が書いてある食品の横に、何も効能効果が書かれていない食品が並んでたとしたら、誰だって効能効果が書いてある方を選ぶでしょう。それも、国が認めたルールで効能効果が書いてあるわけですから、信頼度も高いと言えます。おそらく、この機能性表示への流れは止まることはなく、将来機能性を表示していないものが淘汰されることになるでしょう。

だったら、ブラジルプロポリスのプロポリスも当然機能性表示するんでしょ?と言われそうですが、機能性表示のルールはまだまだ不備だらけで、「ビタミン・ミネラル」や「複合成分」は認められていません。さらに、当店で一番多い液体タイプのプロポリスはアルコール抽出液ですが、このアルコール含有品はもってのほか。ということで、現行のルールでは、健康食品の雄たるプロポリスは全く機能性表示化の実現のメドが立っていないのです。

その一方で、消費者委員会の中には、きちんとした表示がないものは淘汰すべきであるとの考えを持つ原理主義派もいて、このままだとプロポリスは闇に葬り去られてしまう恐れさえあります。ただ、この秋にも「ビタミン・ミネラル」や「複合成分」についても再度検討されるとの話もありますので、現状としてはじっくり様子を見守るしかありません。お役人は、資金が潤沢で新ルールにも対応能力が高い大手の参入を喜び、この機会に怪しい企業をそぎ落とそうと考えているのかもしれませんが、真面目に努力している中小企業までそぎ落とさないようにしてもらいたいものです。

長生きしたら長生きしたで。。健康 と認知症

健康と認知症

健康と認知症

世の中健康志向が高まっていて、やれマラソンだの、やれ減塩だの、やれサプリだの、体にいいことが毎日山のように話題になっています。でもこんなに健康思考が強い国はおそらく日本だけでしょう。健康食品とゲームのコマーシャルがこんなにも多い国は日本だけですから。当然、元気で長生きできることはいいことです。大病してから大手術で一命をとりとめるのではなく、病気にならない体作りをすることは、家計にとっても家族にとっても負担がかからないからです。

ところが、もう日本人は十分長生きになっていたのです。もう世界でも有数の長寿国家です。これは当然理想の国で、喜ぶべきことなのですが、その裏で大問題が起きてしまっていました。そうです、認知症です。

今や、65歳以上の5人に1人が認知症になっています。認知症は、脳の細胞が壊れていく病気なので、他の病気のように治癒するものではなく、それが悪化することを遅らせることしかできません。日本の認知症は、その6割がアルツハイマー型で、その原因は側頭葉や頭頂葉にアミロイドβというたんぱく質のゴミがたまって細胞を破壊するものです。つまり、このたんぱく質がどれだけ蓄積されるかということなので、ある意味生活習慣病とも言えるのです。糖尿病はアルツハイマー病のリスクを2倍に高めますし、アルツハイマー病患者の60%がメタボであるという報告もあります。

とすると、結果として健康的な生活を送っている人ほど、認知症になりにくいのかもしれません。適度な運動、血管を健康に保つオメガ-3系の油の摂取、抗酸化を助けるフィトケミカルを多く含む野菜の摂取、そして何よりも人との交流や趣味で楽しい生活を送ることが最も大切と言われています。

長生きしたら、体も頭も健康でいられるよう、それなりの生活をしないといけないのですね。でも結局は、おっくうがらずに体を動かし、粗食でいればいいだけなのかもしれません。昔から、人間の一生に食べる食糧の量は決まっていると言われます。つまり、現代人は食べすぎなのであり、それだけ寿命を自分で縮めているのでしょう。

最近腹8分で終わったことがありますか?お腹がグーグー鳴るまで何も食べなかったことはありますか?私はあまりそんなことがなくなってしまいました。あまり食べなさ過ぎて、栄養失調や拒食症になるのも逆効果ですが、なんとなく腑に落ちる話ですね。

食品表示法になって何が変わる?

食品表示法って何?

食品表示法で何が変わる?

食品表示法で何が変わる?

今年の4月1日から機能性表示が解禁になったことばかりがニュースになっていますが、実はこの日もう一つの改正がありました。これは、JAS法、食品衛生法、健康増進法の3つにわかれていて非常にわかりづらい食品に感する表示を食品表示法に一元化したものです。

この統合に合わせ、およそ11項目にわたる変更がなされました。

  • 加工食品と生鮮食品の区分の統一・・・JAS法と食品衛生法で異なっていた食品の区分をJAS法の考え方に統一。
  • 製造所固有記号・・・同一製品を複数の工場で製造する場合のみ固有記号の使用が可能。一つの工場で製造する場合は、工場の名前、所在地の表示が義務づけられる。
  • アレルギー表示・・・特定加工食品および拡大表記を廃止し、より広範囲の原材料についてアレルゲンを含む旨の表示を義務づけた。
  • 栄養成分表示の義務化・・・原則として、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)の表示を義務づけた。
  • 栄養強調表示・・・新たに無添加に関する強調表示を規定した。
  • 栄養機能食品の追加・・・n-3系脂肪酸、ビタミンK、カリウムが新たに追加された。
  • 原材料名表示・・・複合原材料表示に関して、わかりやすい場合は原材料を分けて表示することも可能とした。
  • 販売用添加物の表示・・・業務用添加物には、表示責任者の氏名、または名称および住所の表示を、さらに一般添加物には内容量も表示を義務付けた。
  • 通知の表示ルールの一部を基準に規定・・・わかりやすい食品表示基準を策定するために、栄養素等常時基準値など、基準にまとめて規定すべき表示のルール
  • 表示レイアウト・・・原材料と添加物は区分を明確に表示すること。
  • 経過措置・・・加工食品と添加物は5年、生鮮食料品は1年6ヶ月

ルールを統合することが最大の目的ですが、これに合わせてよりわかりやすい表示を目指したものと考えられます。

ただ、固有記号に関するルール変更や添加物に関する表示義務の強化は、さらに文字だらけのパッケージでなんとなく口あんぐりなイメージですね。ただ、まだこれらのルール改正に適応しなくてはならない経過措置は5年ということですので、メーカーとしてはまだ助かっています。でないと、全ての製品は栄養成分を表示しなければならず、その分析にかかる手間と費用は扱っている商品が多ければ多いほど半端ないからです。こうした表示はすでに自主的にやっている企業も多いのですが、グレーな企業や製品の足きりには必要なのかもしれません。くわばらくわばら。。

参考資料:食品表示法の概要(消費者庁)http://www.caa.go.jp/foods/pdf/130621_gaiyo.pdf(2015年6月15日アクセス)

医師はプロポリスをどう見ているか? – プロポリスの危険性3

メリットばかりでなくデメリットを示すことも販売者として必要

このブログではプロポリスの危険性についていくつか述べてきました。それは、プロポリスを販売する者として、メリットばかりを強調しすぎて、デメリットを隠さず、全てをお見せすることの方が、皆さんのプロポリスに対する正しい理解を深めていただけると思うからです。

4月1日より、機能性表示についてのルールがスタートしました。十分なデータ、または証拠があれば、その食品やサプリの部分的な効能効果について謳えるというものです。ただ、多くの業者がその可能性を追い求めすぎ、つまり、効能効果があることをなんとか証明しようとその食品やサプリの光の部分ばかりを強調するがゆえに、影の部分、つまりその食品の危険性について全く述べないというのは、ある意味虚偽なのかもしれません。ただ、誰も効能効果のエビデンスを集めることには大枚をはたいたりもしますが、危険性については自主的にお金を出してまで研究する人は稀有です。

日本医師会が監修するナチュラルメディシンデータベース

医師はプロポリスをどう見ているか?

医師はプロポリスをどう見ているか?

ただ、健康食品・サプリメントの成分について徹底的にその効果と危険性について調べた「ナチュラルメディシンデータベース」というものがあります。これは、元々医療費の適正化を目指して、健康食品などの科学的根拠を得るために国から2700億円を越える補助金を得てアメリカで作られた世界中のヒト試験学術論文を集めたデータベースで、この日本語版は日本医師会によって監修されているのです。つまり、ここに書かれている内容はある意味、医師のお墨付きとも言えます。

このナチュラルメディシンデータベースでは、プロポリスについてもいくつかの著述があります。成分について書くと、薬事法に抵触する恐れがありますのでここでは書きませんが、安全性についてはいくつかの表記があります(要旨)。

・アレルギー:蜂、蜂製品やポプラ、毬果樹木、ベルビアンバルサムまたはアスピリンにアレルギーのある人と、気管支喘息の患者は使用してはいけない。

・妊娠中および母乳授乳期:データが不十分のため、安全性を考慮して使用を控えるべし。

見かけない言葉がいくつか並んでいますが、要はプロポリスの原料になっているものとアスピリンに対してアレルギーのある人、気管支喘息の人、妊婦、授乳時の母親は飲んではならないということになります。これは特に目新しいことはありませんが、 医師 の一般的な見解として知っておくべきことでしょう。

尚、このブログでこの内容を書くこと自体、薬事法に抵触していないかの議論もありますが、安全性についての 医師 の見解を隠すよりはオープンにした方がプロポリスの間違った使用リスクを避けると思い、あえて書かせていただきました。

参考文献:

一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015)『ナチュラルメディシン・データベース-健康食品・サプリメント「成分」のすべて-』同文書院.

プロポリス石鹸の作り方

海外では一般的なプロポリス石鹸

海外では一般的なプロポリス石鹸

海外では一般的なプロポリス石鹸

プロポリスは日本でようやく一般的になってきましたが、海外では昔から様々な方法で利用されてきました。飲用だけでなく、石鹸やシャンプー、日焼け止めクリームなどに添加されることもめずらしくはありません。プロポリスを使ったこれらの美容関連製品の作り方がFAO(国連食料農業機関)でも公開されていましたので、解説を加えながら少しずつ紹介していきたいと思います。

先ずは海外ではよく利用されている石鹸の作り方からです。石鹸にも色々なタイプがありますが、今回は一般的な蜂ロウ石鹸の作り方です。石鹸にプロポリスを添加するととても灰色がかった色を呈します。

【成分】(配合量)
72 動物性油脂(一般的には豚脂の方が多いようです)
36 水
24 植物油
12 灰汁(水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム)
9 蜜ロウ
1 シトロネラ油
0.25 レモン油(お好みで)
6 はちみつ(お好みで)
5 – 10 固形分10%程度のプロポリス抽出液(お好みで)

水と蜜ロウを混ぜ、植物油と一緒にかき混ぜてください。別の容器で、動物性油脂を溶かして正しい量を計ります。灰汁片を冷水に溶かし、しっかりと灰汁溶液と溶けた動物性油脂を混ぜ合わせて、少しずつ蜜ロウ-植物油を混ぜたものを加えましょう。完全に混ざりきるまで攪拌を続けてください。
必要に応じて、はちみつ、プロポリス抽出物、シトロネラ油とレモン油または他エッセンシャル・オイル(バラ色、ビャクダンまたはラベンダー)を加えて、最後に油を塗った型に入れてください。石鹸の形になり、堅くなるためには時間がかかります。また、ゴミが混入しないように注意してください。

比率として動物性油脂の比率が高いのですが、これは動物性の方が酸化しにくく、常温で固形を維持でき、さらに泡立ちがよいことから、好まれるようです。プロポリスの抽出液はあまり濃いと匂いがきつかったり、あわ立ちが減ったりするので加減が大切ですね。

参考文献: VALUE-ADDED PRODUCTS FROM BEEKEEPING… by FAO
http://www.fao.org/docrep/w0076e/w0076e24.htm
(2014/12/24アクセス)

遠い灯、近い灯、機能性表示

アメリカとは大違いの機能性表示

先月プロポリス協議会主催のセミナーで、大阪大学の森下教授がプロポリスの機能性表示は十分可能とコメントしていたことが先月の健康産業新聞に載っていました。これは関与成分の明示とその作用機序などいくつかのクリアしなければならない点はあるにせよ、プロポリスは十分に機能性を表示できるというものです。

機能性表示の要件の一つに、詳細な臨床データを提出するか、システマティックレビューを提示するかの必要性があり、前者は多大なコストや臨床データに十分な健常者のデータが取れにくいという問題がある一方、後者は求められる査読付き論文の基準が高すぎて殆どの資料が有効と判定されないか、またはその内容を否定するような論文が他に見つかった場合でもその資料が無効となるという問題があり、殆どの企業が機能性表示は夢のまた夢と考え始めています。この難しいハードルを越える一つの解決策として、協議会全体で臨床データを取るというものです。これならば、一社の負担する金額は下がり機能性表示は現実的なものになるかもしれません。

ちゃんとしたデータを提出すれば、有利に販売ができるということは、ちゃんとしたデータが提出できなければ不利な状況に追い込まれ、売り上げが落ちます。なので、殆どの健康食品会社は、これを機にプロポリス協議会のような臨床データを提出して機能性表示を獲得する団体に加入し、機能性を表示することなるでしょう。結局、殆どの会社が機能性を表示することができるようになり、またその中で競争をするという構図になるのかもしれません。

今の時点では、こうした協議会や団体が機能性表示を実現させるための役割を果たしてくれるのは悪いことではありませんが、将来的には様々な研究がオープンな形で行われ、それを消費者が客観的に判断し、食品や健康食品を取捨選択するようになれば表示うんぬんなんてことも必要なくなるのでしょう。いわゆる消費者の食品リテラシーの向上があれば、機能性が表示してあろうかあるまいが消費者がわかっているから関係ないということです。少なくとも、その食品が持つ成分が十分多くの人に有用であることがわかれば、それが多くの人に知らしめられるべきでしょう。それにしても自己責任において広く機能性表示が謳えるとしたアメリカとは全く似て非なるものになってしまうというのはまた裏切られた感じがします。

薬草について – その紆余曲折の歴史

薬草について

多種多様な薬草

人類は古来、植物を様々な目的で利用してきました。中でも怪我の治療や病気の治癒のために利用されたいわゆる「薬草」は興味深いものがあります。中国では中薬、それが日本に伝わり改良された漢方薬、南米の薬用植物、東南アジアの薬用植物、古代ローマでも薬用植物の書が編纂されるなど、世界中でユニークな薬草は作られてきました。これらは、そのまま葉を絞ったり、潰したり、エキスを抽出したり、またこれらを混ぜ合わせたり、様々な手法で作られ、その国や地域で長いもので数千年も重宝されてきたのです。ところが、近代になって西洋医学が台頭すると、それらの薬草に含まれている特定の有効成分だけを抽出、単離し、これだけを使用した医薬品が作られるようになりました。

西洋医学によれば、有効成分だけで作られたものが医薬品であり、夾雑物が混じった自然から採取された薬草は医薬品でないとして扱われることになったのです。これは西洋医学が伝承療法を大きく凌駕する先進国であればあるほど決定的で、それまで医薬品として扱われてきた薬草は、どんどん隅に追いやられることになりました。日本では、それまで医薬品として扱ってきた漢方薬の処遇に苦慮し、結局例外的に医薬品として認めることになりました。但し、日本国外で長年薬草扱いされてきたものに関しては、医薬品としては扱わず、効能効果を認めない単なる食品としてのみ扱ってよいという位置づけになってしまったのです。プロポリスやノニなどもその仲間です。ただ、西洋医学のもと生まれた、化学薬品は薬草などを単離して混ぜ合わせただけでなく、化学的に加工して作った薬品も多く、これらは薬草を使用していたときには起きなかった薬害を引き起こしています。たとえば、抗生物質などは、特定のウィルスに高い効力を発揮しますが、強い分だけ生き残ったウィルスが耐性を持ち、どんな薬も効かない多剤耐性菌を生んでしまったり、効果が絶大な反面副作用によって体に大きなダメージを与えてしまう抗がん剤など枚挙に暇がありません。そのため、直接的な効果は医薬品よりも薄いけれど、穏やかに作用し、副作用も生まない薬用植物を効果的に使用する医師も散見されるようになりました。日本では東洋医学を取り入れた病院がその一種と言えるでしょう。

西洋医学の進歩を否定するつもりは全くありませんが、人類が数千年の時間をかけて培ってきた薬用植物の存在も全否定しないで、状況に応じて両方をうまく使い分ける、柔軟で新しい医療が主流になる時代の到来を望みたいですね。

免疫力が低下するワケ – あなたのその生活が原因だった!?

免疫力を下げるばかりの現代人生活

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/131118/ecb1311180502001-n1.htm

次第に世の中は治療する前の予防医学に力を入れ始めていて、特に免疫力を高める健康法や食品が注目されていますね。元々人間には免疫力というものが備わっていて、きちんとした生活をすれば自ずと免疫力があるのに、現代人はこれに反することばかりして免疫力を落としていると新潟大学の安保徹先生があちこちで書いていらっしゃいましたが、病気になってからでは体に対するダメージも、お金もかかるわけで、その前に対処する方がいいことばかりなのは明白です。

治癒力を高める記事でも書かれていますが、人間には体内で出会ったがんやウィルス細胞を短時間で殺すナチュラルキラー細胞(NK細胞)という優れものの細胞がいますが、このNK活性能力の差が人によって20-60%も差があるというのが問題で、朝早く起きて夜早く寝るとか、緊張を減らしストレスをためない生活を送るとかによって、この活性値も全く違ってくるようです。また、納豆やヨーグルト、しいたけなどある種の菌類が入った食品は、第二の脳と言われる腸の免疫システムを刺激することによって、NK細胞が活性化されるメカニズムはかなり前から有名ですが、この記事にあるようにR-1ヨーグルトでインフルエンザ感染率が10分の1程度に下がったというのは驚くべき結果ですね。

免疫力を高めたかったらのんびり生きよ

のんびり生きて 免疫力アップ

のんびり生きて免疫力アップ

とすると、忙しい生活のためにストレスフルな毎日を送り、食事の内容はどんどん洋風になっていく現代人の生活は免疫力低下を促進するものばかりということなのですね。仕事はほどほどでいくつかの趣味をたしなみ、早寝早起き夜更かしせず、人とギスギスぶつかり合わない穏やかな人間づきあいで、昔からの納豆やしいたけを毎日食べる生活習慣、プラスヨーグルトであれば、つまり昔の日本人の生活を送れば、そんなに病気することはないということなのでした。それほど難しくはないはずですが、何故かちっとも実現できていませんよね。色々と考えさせられる話です。

骨細胞が免疫力を高める?

骨細胞と胸腺と免疫力の関係

神戸大と北海道大のチームが骨細胞にダメージを与えたマウスの胸腺を調べたところ、急激に小さくなっていたとの話。元々胸腺はT細胞などを蓄えた免疫を司るところと言われているので、骨細胞に異常があると、胸腺がダメージを受け、免疫力が低下するという理屈です。

骨は、骨を作るだけでなく血液も作るし、結構重要な役割も果たしているのだけれども、単なる骨と思われがちです。では骨を健康に保つ方法は何かと言えば、栄養・運動・日光浴の3つが大事。このうち、栄養面ではカルシウムに加えて、カルシウムの摂取を補うビタミンDなどが必要となります。具体的な含有量が多い順の食べ物で言えば、カルシウムは干しエビ、煮干し、桜エビの素干し、エビの佃煮、ひじき、えんどう豆、パルメザンチーズ、ごまなどで、ビタミンDはきくらげ、あんこうの肝、しらす干し、いわし、たたみいわし、身欠きニシン、すじこ、しらす干しなどです。ということは、毎日乾物を食べ、適度に外で日光を浴びながら運動していれば、骨は元気で免疫力も高いということになるわけです。確かに昔の一般的な家庭の子供は、当たり前のようにいわしを食べ、煮干しでダシを取った味噌汁を飲み、毎日外で遊んだものでした。だから、健康だったのも当たり前なのでしょうか。

まあ、子供は胸腺も発達していて、免疫力も大人より数段高いということもあるのでしょうが、なんと1950年代はどんな病院でも子供にもレントゲンを当てて大きな胸腺にダメージを与えていたそうです。ということはこの時代に子供だった人たちの平均寿命は短かったりしたのでしょうか?骨も謎が多い部位ですが、胸腺はもっと謎めいている臓器ですよね。昔は胸腺は大人になったら退化して必要のないものとも言われていましたが、今はT細胞などが収められている臓器とされ、その重要性が再認識されていますが、それにしても人間の中で最も老化が早く小さくなってしまう部位で、未だにその役割の全てはわかっていないようです。

このニュースソースは2016年12月6日の時点で削除されてしまっており、出典がわからなくなりました。すいません。

秋の花粉症 – 春だけじゃない秋にもある花粉症

秋の園遊会ならぬ、秋の花粉症

秋の花粉症

秋の花粉症

花粉症と言えば春、と相場が決まっていたはずですが、最近は秋にくしゃみをする人が増えてきました。これは、春の花粉症がスギやヒノキならば、秋はブタクサやヨモギなどのキク科の雑草がその原因らしく、8月~10月までその症状が続くというものです。

個人的なことを言えば、住んでいる北陸の夏はむし暑すぎ、冬は雪が降り続いて何もできず、春は5月のゴールデンウィーク明けまで続く重篤な花粉症に苛まされ続けてきた中で、秋だけがとても過ごしやすい季節だったのですが、もし、これらの花粉が花粉症を発症させるとするならば、1年で好きな季節は一つもなくなってしまうことになります。これはあまりにも不幸な話ではありませんか。

そういえば、今年この季節、少しだけですが鼻がグスグスすることが多いような気がします。それに、残暑が厳しい今年はスギの花粉が勘違いして秋に飛び始めるケースもあるということで、本当にスギ花粉に反応しているのかもしれません。うーん、言葉もありません。プロポリスを多めに飲んでみるだけです。

塩分過多

なんと世界の成人の4分の3が塩分過多、それも2倍だそうです。WHOのナトリウム推奨量は1日2,000mgだから、つまり2グラム。あなたが朝から晩まで食べているものに含まれるナトリウムがたった2グラム以内に収まっていると確信が持てます?特に外食や市販の弁当は味付けが濃く、次第にその濃さが食品の基準となってしまうので、自宅で調理する回数が少ない人ほど塩分過多は免れないでしょう。それも、味噌汁や漬物など塩分の高いものを食べる日本人は世界の中でも塩分摂取量がトップクラスです。

塩分過多が進めば、当然血圧が上昇し、腎臓や心臓、脳の病気になる恐れがあります。先ずは摂取する量を減らすこと、また過剰に摂取してしまったらカリウムが豊富な食べ物、たとえばリンゴやコーヒー、野菜などを意識して摂取することでナトリウムの排出を促すなど、対処する必要があるでしょう。このままでいけば、世界の半分以上の人が塩分過多による脳梗塞、慢性腎炎、様々な心臓病によって命を失うおそれがあるのです。

塩は人類が発見したとても便利で貴重な調味料ですが、使い過ぎると麻薬のように依存してしまい、やがてはそれによって体を破壊してしまいます。それほど意識していない分だけ、知らないうちに依存、体をむしばむという側面も十分認識しておなかいといませんね。