プロポリスの作り方(その2) -ひたすらじっくり寝かす

プロポリスの作り方(その2) -アルコール抽出法による製造

1シーズンで1つの巣箱から採れるプロポリスは2~3キロ程度ですが、現在ブラジルで採れるプロポリスの量はおよそ15トン。これが多いのか少ないのか、どの程度薄められるかにもよりますが、この希少なブラジル産プロポリスは世界中の企業の垂涎の的で、昨今特に中国人バイヤーの暗躍により価格が高騰しているようです。

DSC00214あちこちの巣箱から集められたプロポリスの原塊はここから食品工場に移され、工業原料として加工されることになります。以下、製造工程です。

①選別:ピンセットなどを使って、木の枝や虫の死骸など様々なゴミを取り除きます。
②低温貯蔵:いったん低温の環境下で、一定量確保されるまでストックされます。
③混合:エタノールが入っている抽出タンクに投入、混合・撹拌されます。
④抽出:そのまま半年程度(長いものは2年以上)じっくり抽出します。
⑤フィルター:遠心分離機やフィルターをかけて濾過し、夾雑物を取り除きます。
⑥アルコール濃度調整:この段階で、含有されるアルコールの濃度を一定に調整します。
⑦品質検査:ロット毎に、固形分量や特定成分、また抗生物質や重金属などが入っていないかなど、自主的な分析検査を行います。
⑧充填:ビンなどにプロポリス抽出液を充填します。

会社によっては熟成期間にもっと時間をかける、さらに他のフィルター工程を加える、ヤニを取り除く工程に2週間をかける、別の抽出法で抽出する(プロポリスの抽出法)など色々特徴がありますが、一般的には上の過程を経ることになります。こうして時間をかけて作られたプロポリスはようやく私たちの手元に届くのです。でも、輸入のプロポリスは皆さんの手元に届くまではさらにまだハードルがありました。(次回に続く)