医師はプロポリスをどう見ているか? – プロポリスの危険性3

メリットばかりでなくデメリットを示すことも販売者として必要

このブログではプロポリスの危険性についていくつか述べてきました。それは、プロポリスを販売する者として、メリットばかりを強調しすぎて、デメリットを隠さず、全てをお見せすることの方が、皆さんのプロポリスに対する正しい理解を深めていただけると思うからです。

2015年4月1日より、機能性表示についてのルールがスタートしました。十分なデータ、または証拠があれば、その食品やサプリの部分的な効能効果について謳えるというものです。ただ、多くの業者がその可能性を追い求めすぎ、つまり、効能効果があることをなんとか証明しようとその食品やサプリの光の部分ばかりを強調するがゆえに、影の部分、つまりその食品の危険性について全く述べないというのは、ある意味虚偽なのかもしれません。ただ、誰も効能効果のエビデンスを集めることには大枚をはたいたりもしますが、危険性については自主的にお金を出してまで研究する人は稀有です。

日本医師会が監修するナチュラルメディシンデータベース

医師はプロポリスをどう見ているか?

医師はプロポリスをどう見ているか?

ただ、健康食品・サプリメントの成分について徹底的にその効果と危険性について調べた「ナチュラルメディシンデータベース」というものがあります。これは、元々医療費の適正化を目指して、健康食品などの科学的根拠を得るために国から2700億円を越える補助金を得てアメリカで作られた世界中のヒト試験学術論文を集めたデータベースで、この日本語版は日本医師会によって監修されているのです。つまり、ここに書かれている内容はある意味、医師のお墨付きとも言えます。

このナチュラルメディシンデータベースでは、プロポリスについてもいくつかの著述があります。成分について書くと、薬事法に抵触する恐れがありますのでここでは書きませんが、安全性についてはいくつかの表記があります(要旨)。

・アレルギー:蜂、蜂製品やポプラ、毬果樹木、ベルビアンバルサムまたはアスピリンにアレルギーのある人と、気管支喘息の患者は使用してはいけない。

・妊娠中および母乳授乳期:データが不十分のため、安全性を考慮して使用を控えるべし。

見かけない言葉がいくつか並んでいますが、要はプロポリスの原料になっているものとアスピリンに対してアレルギーのある人、気管支喘息の人、妊婦、授乳時の母親は飲んではならないということになります。これは特に目新しいことはありませんが、 医師 の一般的な見解として知っておくべきことでしょう。

尚、このブログでこの内容を書くこと自体、薬事法に抵触していないかの議論もありますが、安全性についての 医師 の見解を隠すよりはオープンにした方がプロポリスの間違った使用リスクを避けると思い、あえて書かせていただきました。

参考文献:

一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015)『ナチュラルメディシン・データベース-健康食品・サプリメント「成分」のすべて-』同文書院.